この記事では勘定科目の中にある
「旅費交通費」についてお話します。
ネットなどで旅費交通費と調べると
「交通費」「出張費」という言葉も
一緒に出てくるかと思います。
細かく言うと内容は交通費と出張費とで
違いますが旅費交通費として
同じ勘定科目に計上されるのが一般的です。
どういったときに旅費交通費として
計上されるか等詳しく解説していきます。
旅費交通費とは？
旅費交通費は業務上に必要な
「出張費」と「交通費」からなる
勘定科目の事です。
・電車代
・バス代
・タクシー代
・飛行機代
・ガソリン代
・高速、有料道路料金
・レンタカー代
・コインパーキング代
・定期券代
・出張手当
・宿泊費
・出張先での取引先との飲食
など、出張費と交通費を合わせると
たくさんの項目があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
出張費とは？
出張に掛かる交通費
・飛行機、新幹線、電車、タクシー代
・出張先でのレンタカー
・出張先でのガソリン代
・駐車場代
宿泊費
・ホテルなどの宿泊代
飲食代、交際費
・出張先での取引先との飲食
出張手当
出張の際にかかる雑費や負担など
役職などによって日当の金額が異なります。
出張費の相場は？
一般的には出張費は会社負担になるため、
会社側が宿泊場所や日当手当などの
費用を決めている会社がほとんどです。
また、社員の役職などによっても
支給される金額が違ってくることも
多いです。
それぞれの相場を見ていきましょう。
宿泊費の相場
国内出張の場合
| 役員 | 1.2～1.6万円 |
| 部長 | 1万円前後 |
| 一般社員 | 8,000円～9,000円前後 |
国外出張の場合
行先ごとに異なりますが、
| 役員 | 16,000円 |
| 部長 | 15,000円 |
| 一般社員 | 14,000円 |
出張手当の相場
日帰り・国内
| 役員 | 4,000円前後 |
| 部長 | 2,700円 |
| 一般社員 | 2,000円 |
宿泊・国内
| 役員 | 4,000円前後 |
| 部長 | 2,900円 |
| 一般社員 | 2,400円 |
宿泊・海外
| 役員 | 7,000円 |
| 部長 | 6,000円 |
| 一般社員 | 5,000円 |
あくまで金額が決まっている
わけではないですが、様々な
データを合わせると上記が
相場の金額になります。
交通費とは？
交通費とは通常の勤務地の範囲内で
業務上必要な移動の際に必要な費用です。
・電車、バス、タクシー代
・高速道路などの有料道路費
・駐車場の料金
・ガソリン代
などが主に交通費に含まれます。
・取引先への訪問のための交通費
・通勤に掛かる交通費
など様々な場面で交通費がかかります。
交通費の支給に限度額はあるのか？
上記でも言った通り、
交通費の支給に関しては、
支払う義務が無いので、
会社によって異なります。
全額支給
全額交通費が支給される
一部支給
1日1,000円まで、
月10,000円までなど
上限があるパターン
一律支給
全従業員が同じ条件で
決まった金額が支給される
パターン
車やバイク
・距離で支給される
・月ごとに定額支給される
・ガソリンカード支給
など様々です。
通勤に掛かる費用に関しては、
月の給料と一緒に
支払われることが多いです。
まとめ
旅費交通費と言うのは、
「出張(旅行)費」「交通費」を
合わせたものを言います。
旅費交通費は、会社によって
・支給のあり・なし
・役職により支給額が変わる
・支給額が決まっている
など決まったルールが無いため
会社独自のルールがほとんどです。
支給ありの場合は
他の勘定科目と同じように
領収書や情報などを
保管するようにしましょう。
また、交通費では領収書が
出ないケースも考えられます。
領収書がない場合でも
・日付
・氏名
・金額
・目的
など分かる情報は必ず
記入し、計上しましょう。
